はじめに

数学Ⅰでは「式の計算」や「集合・命題」,「2次関数」,「三角比」など,数学の基本事項を扱います。 そのどれもが今後の数学学習に必要不可欠です。

現実問題への応用としては,放物運動の記述や,図形の測量が挙げられます。 他にも,データの分析について,簡単な手法や考え方を学ぶことができます。

数学Ⅰは,高校数学の入口です。 ここで理解があやふやになると今後マズイので,くどいくらい解説していきます。

目次

数と式

まずは展開・因数分解など文字式の扱いを学習します。 また色々な数の概念を学習します。今後の数学学習の基礎になる内容です。

集合と命題

集合・命題は数学の中でも特に重要な概念です。 ざっくりいえば「命題」は主張で,「集合」はその対象になるものです。 主張や考察対象が曖昧では,論理的思考なんてできませんね。

2次関数

2次関数は多くの分野で使われる重要な関数です。 例えば重力を受ける物体の運動などを記述できます。 そんな重要な関数を例として,関数とグラフの扱いを学びます。

2次方程式と2次不等式

関数の様々な問題は方程式や不等式となって現れます。 逆に方程式や不等式は,関数のグラフの視点からも考えられます。 具体的な問題に対する応用力をつけていきましょう。

図形と計量

三角比を中心とした図形の性質を学びます。 三角形に関する計量が図形の計量の基本になります。 カクカクした図形はいくつかの三角形に分割できますしね。

データの分析

現代社会は情報に満ち溢れていますから,データの扱いを学ぶことは非常に大事です。 とはいえ,数学Ⅰは入門編ですので簡単な分析だけ扱います。