はじめに

数学の解説を記載しています。 本サイトでは,数学を数式の羅列ではなく,なるべく日本語で説明するよう心掛けています。 「読める数学」として,普段の学習に役立てられたらと思います。

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数学を学ぶ意味

数学は科学の言語のようなものです。 物体の運動や状態変化,確率,経済モデルなどを数学は記述し,それらの理論を支えています。 更にそれらの理論が生み出す技術は,我々の生活を豊かにしています。

このように数学を学び活かすことは非常に有益です。 とはいえ研究や技術開発に携わらない限り,数学を活用できる場面は多くありません。 ではその場合,数学を学んで得られるものは何もないのでしょうか。

もちろんそんなことはありません。 数学を学ぶことで誰にでも役立つスキルを得ることができます。 それは「論理的思考力」です。

論理的思考

論理的思考とは,因果関係を整理し順序立てて考えることです。 つまり原因と結果を繋ぐ「なぜ?」をきちんと捉えて考えることです。

この思考が特に役立つのは,目標達成の道筋を考えるときです。 目標達成のために必要なものを整理することで,いくつかの小目標に分解できます。 これを繰り返せばやがて達成可能な小目標に行き着きます。

この分解の過程を逆にたどれば,ちょうど最終目標を達成するための道筋となるわけです。

数学ではまさにこのプロセスを訓練することになります。 そしてこの思考が身に付けば,数学の理解は容易になります。 本サイトでは「論理的思考法」を重視した解説を行っていきます。